2017年1月16日月曜日

親の慈愛

年が明けてもいつもより来客が多く、
わたわたと過ごしているうちに半月が過ぎてしまいました。

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

来週は上海からのお泊り客が六名。
まぁそれまでは少しだけ一息つけるかな( ;∀;)


先日、ある番組を観ていました。
幼いころのホームビデオを観るというものでした。
今は簡単にビデオが撮れますが、
今から30~40年ほど昔はほかに機械がないと撮ったビデオはなかなか観られませんでしたので、
その人たち(みな芸能人)は自分の幼いころのビデオをあらためて観たことがなかったそうです。

ちなみにうちはカメラが精いっぱいで、
ビデオなぞとてもとても( ;∀;)
今回の方々は、やはりある程度、裕福な家庭のようでした。


生まれたばかりの頃。
家で遊んでいる姿。
海などではしゃいでいる姿。
兄弟げんかをしている姿などなど。

初めて観るホームビデオに、
驚いたり恥ずかしがったり、
そして自分の両親の若さにびっくりしたりしていました。

ホームビデオから伝わってきたのは、
当時、ご両親からの深い愛情をいただきながら育ってきたということです。

司会者の男性が、
「こんなにかわいい時代がみんなあるんだよね。
でも一番かわいがってもらっていた年頃って、
まだ物心ついていないからみんな覚えていないのが残念」
そのようなことを話していました。


産み育ててくださったご両親の愛情はなみなみならぬものがあります。
しかし幼いころ、たくさんの愛情を傾けてくださったことを私たちは覚えておらず、知ろうともせずに、自分だけで大きくなったような勘違いをするようになります。

そしてだんだんと親を疎んじないがしろにし、
年老いた親を邪魔者とさえ思う。

こんな悲しい時代ですが、
今年の成人式で、新成人があいさつをするだけではなく、新成人の親によるメッセージが壇上で披露されていたのをニュースで観ました。

どの会場で行ったことなのか、残念ながらわかりませんでしたが、
親たちのメッセージを聞きながら涙ぐむ新成人の姿も映し出されていました。

どのような内容かわかりませんが、
たぶん子供が生まれてきたとき、また二十歳まで育っていく過程において親にとっての大きな喜びなどが披露されたことでしょう。

テレビで観た芸能人たちや新成人は、自分が知らない間にどれほど親から愛情を注がれ、今の自分があるのかをあらためて知ることができたのではないでしょうか。
そんな大切なことを知ることのできる企画を考えられた人に心から感謝したいと思います。