2018年12月17日月曜日

心の大掃除

昨日は寒かった。

初霜の翌日に初氷、そして初霜柱。
各お堂の室温は、だいたい3℃くらいでしたでしょうか。
でも暖房をつけずにお勤め。
合掌の手をこすり合わせたくなりますが、我慢我慢(笑)
明日はまた少し気温が上がるとか。
ありがたいとも思いますが、
寒いのがよけいに感じられるようになってしまうから、
すこし寒さに慣らせてもらいたいーなんてわがままかしら。


あと2週間ほどで今年も終わりを告げます。
いろいろなことがありましたが、
12月の始めにちょっとしたご褒美を頂きました。




ご褒美と言っても、チケット代は自分で出したんですけどもね(笑)

高嶋ちさ子さんと11人の美しいヴァイオリニストたちの演奏会が、
寺院からほど近いホール(←コミュニティセンターという名のホール)で開催されました。
8月にチケットが発売される時、
開催される町役場でも売られるということでしたので、
その町に住む檀家さんが「チケットをとってきましょうか」と言って下さいました。
私がクラシックが好きだと知っていたからです。
でもその檀家さんはどうかと言いますと、
「私はクラシックに興味はほぼありません。高嶋ちさ子見たさのただのミーハーです」と(笑)

12月という忙しい時期でもありましたし、
その日は東京住みのある檀家さんのお父様の5回忌でもありました。
その時はまだ回忌法要をするしないはわかりませんでしたが、
出かけることに躊躇していました。

しかし数日後、
なんとチケットをとってきて下さったのです。
驚きのあまり声の出なかった私に、
「住職がとってきてあげてと言っていたから」と微笑みながら教えてくれました。

住職にお礼を言うと、
「回忌法要があっても午前中に終わる。なんとかなるよ」と。


当日は、やはり回忌法要においでになりました。
わざわざ東京からお父様の回向のためにおいでになった方です。
もし演奏会の時間に間に合わなかったとしても、
それはそれであきらめようと思っていました。

すると、
チケット買ってきてくださった檀家さんが、
「私が迎えに行きます。法要は終わったのだし、迎えに行けばあちらの方もそう嫌な思いをされることもないでしょう」と言ってきてくださいました。

住職夫人が送ってくれる予定でしたので、
どうやら二人で相談していたみたいでした。

私のためにいろいろと考えて下さったことが、
ほんとうにうれしくて・・・。


快く送り出され、なんの杞憂もなく数十年ぶりに聴く演奏会を心から楽しむことができました。

テレビでおなじみの「毒舌」も聞けました(^▽^;)

会場のじじばばさんたちは、チ(さ)コちゃんに「ぼやっと座ってんじゃないよ」と、
叱られて(笑)

久しぶりに聴くヴァイオリンの美しい音色は、
一年分の心の埃を払ってくれるようでした。

よい音楽は、
心の大掃除になるのかもしれませんね。


もうひとつ。
明日は1年に何日もないご褒美の日。
お一人様で川崎までおでかけして参ります(#^.^#)ヮーィ♪



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