日中は暑いくらいでしたが、
やはり朝晩は寒いくらいですね。
今夜は夜空も澄んで、
きれいなお月さまが煌々としておいでです。
寒いのは苦手ですが、
空気が透き通ってくる感じが大好きです。
今日は用があって川崎まで行ってきました。
このところ、おひとり様の時はバスを利用することが多くなりました。
今日も成田⇔東京のバスを使用。
行きはなんてこともなく過ぎましたが、
帰りのバスでは少しばかりいざこざが。
成田空港へ行かれるお客様がとても多く、
「このバスに乗れるかしら」と不安になるほど長蛇の列。
なんとか乗車したところで、なかなかバスが発車しない。
すると乗降口でなんだか騒がしい。
どうも予約した人が遅れてきて、
バスがいっぱいになってしまい自分たちが乗れなくなってしまったようでした。
それに対して「予約してあったのに満員で乗れないなんて」と怒り心頭。
かわいそうなことに一番最後に乗った若い女性に、
運転手さんが「大変申し訳ありませんが次のバスでお願いします」と平身低頭。
女の子が下りたものの、予約した客は二人だったので、一人しか乗ることができません。
「一人しか乗れないじゃないか」と、もう怒りがおまらない状態だし、発車時間も過ぎてしまったので、
「私が降りますから」と手を挙げて座席を離れました。
すると怒り心頭だった予約客は逆に申し訳なさそうに、
「すみません・・・」
私は首を横に振りつつ、バスを降りました。
なんだんかんだとバスはようやく発車。
私はまた長蛇の列の後尾に並んだのですが、
係りの女性が申し訳なさそうにやってきて、
「どうぞ先頭に並んでください」といざなってくださいました。
長蛇の列で並んでいる方々をしり目に先頭に並ぶなんてかなり気が引けましたが、
先頭にいっちゃいました(笑)
でも並んでいたお客のみなさん、なんだかあたたかな目で見てくださって、
ちょっとこそばゆい思いでした。
次のバスに優先的に載せていただき、
それでもたいそうバスは混みました。
そのとき、「お隣り、いいですか」と30代くらいの男性が。
「どうぞ」と笑顔を向け、さていつものように目をつむろうとしたとき、
「だいぶ混んでいますね」とその男性が声をかけてきました。
ずいぶんこのバスを使ってきたけれど、
声をかけてくる人はめったにいませんでしたので、少し驚きました。
その人はアメリカ在住の日本人。
家族でシカゴに住んでいるといいます。
外国へ行ったことのない私はさまざまな質問をぶつけながら、
驚いたり笑ったり感心したり。
久しぶりに楽しい時間を過ごすことができました。
同じ第1ターミナルで降りるとき、
その人はあわてて名刺を出そうとしましたが、
「あ、スーツケースにいれたままだった・・・」
私も自分の名刺を持っていたので、
お渡しすることができました。
前のバスを降りなければ、こんなに楽しい時間を過ごすことはできませんでした。
「周りの人たちの迷惑だろうから」と思って自ら降りましたが、
まさしく「情けは人の為ならず」でした。
こんなに早く自分にめぐってくるものがあることに、
なんだかうれしくなってしまった一日でした。
木蘭様
返信削除とてもよいお話でした。
ボクはPTSD患者なので、混みあったバスや地下鉄には乗れません。
もし頭がパニック状態になってしまったら、他のお客に迷惑がかかりますし、
ボク自身も呼吸困難という危ない状態になってしまいますので、
たぶん、木蘭さんみたいに「ボクも降りま~す!」と手を挙げるでしょうね。
それにしても、木蘭さんはえらいな。
こういったエピソードを読むと、ますます〝もくらん命〟になってしまいます(笑)。tattooでも入れようかしら……
ほんに情けは人の為ならず、ですね。
木蘭、がんばれ!
しまふくろうさま、こんばんは(^-^)
返信削除あらら(◎_◎;)
お出かけになるとき、大変なのですね。
東京は混んでいないときがないくらい。
健康体である私でさえ息苦しく感じてしまいます(>_<)
でもおもしろいこともあります。
昨日は都内でも混む渋谷駅までの電車に乗っていたとき、
背の高い若い男の子が二人乗ってきて私の後ろに立ちました。
するとこんな会話が。
「・・・俺、邪念が無くなった」
「・・・俺はまだまだ邪念でいっぱい」
私の頭を見ながらの会話だとわかりましたから、
吹き出しそうになってしまいました(笑)
偉くなんかありませんよ(+o+)
その時の心に動かされるだけの、ほとんど理性というものを持たない「本能」だけの人間ですから(笑)
いつもながら忙しないおでかけですが、
いろいろな人間模様が見られてとても楽しいですね。
はーい(^o^)/
がんばりまーす( `ー´)ノ
しまふくろうさまも、お仕事がんばです\(^o^)/