2016年11月22日火曜日

別冊正論発売されました。

あたたかな日々が続いたと思えば、
今週は初雪が降るかもしれないという予報。

地震は頻繁におこるし、
なんだか天地があわただしいですね。


おもしろいことを口にするおばあさんが、
またまた言ってくれました。

病院にかよっているのですが、
それがまた結構大きな病院。
中央区にある有名な大病院ですが、
そこで両膝を手術することになりました。

するとある先生がおばさんのもとへ。

「僕が執刀します」とご挨拶にこられたのです。

するとおばあさんは病院案内のパンフレットを先に見ていたらしく、
その先生を見るなり、

「あ、私先生のこと知っています。

カタログに載っていましたよね」

それを聞いた先生は一言。

「僕は商品ではありません!」






さてお話しかわって、別冊正論28が昨日発売されました。

壇蜜さん、美しいです( *´艸`)

つのだ☆ひろさんや、南こうせつさんも寄稿しています。

そうそうたるメンバーの中で、
肩身の狭い思いをしていますが(笑)、
気が向いたら、
書店で手に取ってみていただきたいと思います。(^^)/

2016年11月12日土曜日

昔のお話

うーん"(-""-)"
ほんとに11月?という気候です。

台風9号の時に倒れた桜の木。
みんなで起こして支柱していますが、
なぜか花を咲かせてしまいました。

まったくおかしな冬ですね((+_+))


先日、某編集長からお電話がありました。
「わたしの正論」というラジオ番組に出演しませんか、というお話でした。

人前でお話しするのはとても苦手です。
でも自分の勉強になるかなと思っていましたが、
住職から「出てもしかたないでしょ」と言われて断念(笑)

そのラジオ局は有楽町にあるそうです。
「お勤め先が銀座だったから有楽町は説明するまでもありませんね~」と編集長さんは笑っておられました。

そう、
その昔のお勤め先は銀座にありました。

近くに「伊東屋」という大きな文具店があり、
よく買い物に行っていました。

店員に間違われる事もしばしば(笑)
でもどこに何があるのかおおむねわかっていましたから、
店員になりすまして案内したり(笑)

会社があった場所は、今では場外馬券場売場になっています。

芸能人や著名な方々を見かけることが多く、
一度、会社を出たとたん、
「あ、知っている顔だ」
と思った瞬間、おじぎしていました。

・・・おすぎとぴーこのどちらかの方でした・・・
けげんそうに私を見ていましたが、それはそうですよね(笑)

伊東屋さんでは広川太一郎さんをみかけ、
山野楽器の前では小森のおばちゃま。

銀座駅の地下で見かけたのは、さっそうと歩いている椎名誠さん。
Tシャツにジーパン。
その上にロングコート。
ピッとした姿勢で歩く姿はとっても素敵だなと思いました。

会社の近くでは映画の撮影などもあり、
たくさんの俳優さんたちもみかけました。

西城秀樹の映画撮影で、
後輩がヒデキファン。
「一緒に来て~」と懇願されて、仕事を抜け出して一緒に撮影現場へ(笑)

「秀樹いないね」と話していたら、
知らないおばちゃんが「あら、うしろにいるわよ」と教えて下さいました。

後輩の手を引いて「すみません。この子が秀樹さんのファンなのです。握手お願いできますか」と言って、握手して頂きました。

とっても気さくな方でしたよ(^^)/

では戻りましょうと歩いていたら、
中村嘉津雄さんが!

秀樹さんには声かけられたのに、
中村さんの前では真っ赤な顔でうつむいて、
話かけることもできずに通りすぎてきてしまいました。

田村高広さんや中村さんのような方が大好きな私なので(笑)


今回のラジオのお話から、
ふとそんな昔、
もう三十年も前のことを思い出しました。(^-^)





2016年10月15日土曜日

情けは人の為ならず

日中は暑いくらいでしたが、
やはり朝晩は寒いくらいですね。

今夜は夜空も澄んで、
きれいなお月さまが煌々としておいでです。

寒いのは苦手ですが、
空気が透き通ってくる感じが大好きです。



今日は用があって川崎まで行ってきました。

このところ、おひとり様の時はバスを利用することが多くなりました。

今日も成田⇔東京のバスを使用。

行きはなんてこともなく過ぎましたが、
帰りのバスでは少しばかりいざこざが。

成田空港へ行かれるお客様がとても多く、
「このバスに乗れるかしら」と不安になるほど長蛇の列。

なんとか乗車したところで、なかなかバスが発車しない。

すると乗降口でなんだか騒がしい。

どうも予約した人が遅れてきて、
バスがいっぱいになってしまい自分たちが乗れなくなってしまったようでした。

それに対して「予約してあったのに満員で乗れないなんて」と怒り心頭。

かわいそうなことに一番最後に乗った若い女性に、
運転手さんが「大変申し訳ありませんが次のバスでお願いします」と平身低頭。

女の子が下りたものの、予約した客は二人だったので、一人しか乗ることができません。

「一人しか乗れないじゃないか」と、もう怒りがおまらない状態だし、発車時間も過ぎてしまったので、

「私が降りますから」と手を挙げて座席を離れました。

すると怒り心頭だった予約客は逆に申し訳なさそうに、
「すみません・・・」

私は首を横に振りつつ、バスを降りました。


なんだんかんだとバスはようやく発車。

私はまた長蛇の列の後尾に並んだのですが、
係りの女性が申し訳なさそうにやってきて、
「どうぞ先頭に並んでください」といざなってくださいました。

長蛇の列で並んでいる方々をしり目に先頭に並ぶなんてかなり気が引けましたが、
先頭にいっちゃいました(笑)

でも並んでいたお客のみなさん、なんだかあたたかな目で見てくださって、
ちょっとこそばゆい思いでした。


次のバスに優先的に載せていただき、
それでもたいそうバスは混みました。

そのとき、「お隣り、いいですか」と30代くらいの男性が。
「どうぞ」と笑顔を向け、さていつものように目をつむろうとしたとき、
「だいぶ混んでいますね」とその男性が声をかけてきました。

ずいぶんこのバスを使ってきたけれど、
声をかけてくる人はめったにいませんでしたので、少し驚きました。

その人はアメリカ在住の日本人。
家族でシカゴに住んでいるといいます。
外国へ行ったことのない私はさまざまな質問をぶつけながら、
驚いたり笑ったり感心したり。

久しぶりに楽しい時間を過ごすことができました。

同じ第1ターミナルで降りるとき、
その人はあわてて名刺を出そうとしましたが、
「あ、スーツケースにいれたままだった・・・」

私も自分の名刺を持っていたので、
お渡しすることができました。


前のバスを降りなければ、こんなに楽しい時間を過ごすことはできませんでした。

「周りの人たちの迷惑だろうから」と思って自ら降りましたが、
まさしく「情けは人の為ならず」でした。

こんなに早く自分にめぐってくるものがあることに、
なんだかうれしくなってしまった一日でした。










2016年10月14日金曜日

この四か月の間に・・・

朝晩が冷え込むようになり、
すっかり秋の気配。

とはいえ、今までずっと暑さが続いていて、
一番過ごしやすい時季を通り越してしまったようでとっても残念です。 


ずっと更新できないまま、すでに四か月が過ぎてしまいました。

六月半ばに、除草剤を撒こうと12リットルを背負って小さな坂を下ろうとしたとき、
つるっと・・・、頭ではありませんよ、足元です(笑)
つるっとすべって、右足でふんばろうとしましたが、
なにせ10キロ以上のものを背負っていたものですからふんばりきれず、
そのままどーん!!!!!

その時に左足のほうがお座りしてしまい、
「ばきっ!!!」と大きな音が。

「なになになに~、今の音は」と思うくらい大きな音でした。

「もしかして足の骨でも折れた?」と不安になりましたが、
痛みはあるもののなんとか立ち上がれましたし、
曲げ伸ばしもできます。

大丈夫か、と思いながら除草剤を背負おうとしましたが、
やはり痛みがひどい。

このままどこかで歩けなくなっても困るので、
その日の除草剤まきは中止しました。

寺院に戻りますと、みんなで作業中。
人手がほしい状態でしたので、びっこひきひきお手伝い。

骨は折れてなさそうでしたが、
正座はもちろんできないし、階段の上り下りもつらく、
寝ていても痛みで目が覚めてしまう。
でも作業は休めない日々が続いていました。

怪我から4.5日経つと膝の内側に内出血が出てきて、
「これはじん帯切れたんだわ」と見た目にもわかりましたが、
結局病院に行ったのが、一月後。
痛みがなくなればなんとかなると思っていたのですが、
ひと月経っても痛みがとれなかったのでようやく「病院連れてって」と寺院の人にいい、連れて行ってもらいました。

「ひと月も経っているからね~」とお医者さんはあきれ顔(笑)
一応レントゲンを撮り、折れていないことを確認のうえ、
「じん帯は映らないけど、この内出血からすると確実に切れてますね」

でもこればかりはどうしようもないので、
痛み止めとシップいただいて帰りました。


今年はケガが多いので、
これから気を付けます。


七月はお盆があり、
八月は夏期講習会があり(檀信徒さんが数日来て、法話を続けて聞く期間です)、
九月はお彼岸があり、
その合間にいくつかの法要もあり。
この三か月で私が書く分のお塔婆は軽く150本を超えます。
日中は外作業。
夜にヘロヘロ状態でお塔婆書き(笑)

また週一で法話会があるのでその資料作成などなど。


そんな中、珍しいことに執筆依頼がありました。
原稿用紙30枚ほどのお仕事。
今まで5枚程度だった私にとっては大仕事です(笑)

別冊正論という雑誌で、依頼されました。

今まで「尼さんの徒然説法」で書いてきたものがほとんどですが、
なんとか書き上げてパソコンで送信✉
慣れない仕事にすっかり疲れてしまいました(笑)


今日は久々のおひとりさまなので、
ほんの少し、ゆるりとします ^^) _旦~~




2016年5月31日火曜日

明治神宮と乃木神社

きょっきょっきょきょきょきょ♪

きょっきょっきょきょきょきょ♪

不如帰が空を飛びながら鳴いています。

ホタルブクロもそこここで咲き出し、
皐月から水無月への移り変わりを教えてくれているようです。

ホタルブクロの映像
    ↓
https://www.youtube.com/watch?v=vN6MmKQKA3c



先日、檀家さんたちと明治神宮、乃木神社へ行って参りました。
毎年恒例となった見学会。
昨年は靖国神社と皇居。
それは全部檀家さんたちが「今年はここにしましょう」と決め、
私がそれにちょこちょことくっついていくといった形です。(笑)

今年は総勢16名。
「デング熱やジカ熱の心配があるから」と、
小さな子供を持つ親御さんは非常に心配して今回は不参加。
いつもは20名以上だったので、
今年は少しこじんまりとした見学会となりました。


東京に生まれ育ったわりには都内で行ったことのない場所が結構あり、
明治神宮もその一つです。(^-^;

マイクロバスを借り、まずは明治神宮へ。

 
明治神宮本殿前の大クス。
こんなに大きいのは初めて見ました(◎_◎;)

 
乃木神社ではちょうど結婚式が♪
生雅楽を聴けるなんて思いもよりませんでした。
この写真の左側に乃木将軍や静子夫人、息子さんたちのお写真や、
自害された時の刀や辞世の句などが展示されてある「宝物館」があります。
その手前に
「憲法改正賛成」の署名用の紙がありましたので、
みんなで記入。φ(..)
 

 
まだ旧乃木邸は工事中。
今日が工事の最終日ということで、
工事が終わったら「特別公開」があるそうです。
6月末に少しでかける都合があるので、
その日に公開されているといいのですが。

 
乃木神社本殿のわきに、
吉田松陰と玉木文之進を祀るお社があります。
「正松神社」というそうです。

 
「学問の神様」とありましたが、
「憂国の神様」のほうがいいかな、なんて(^-^;
 
 
 

どこもかしこも人でいっぱい。
ことに明治神宮は外人の観光客ばかり(◎_◎;)
手水場なんて外人だらけで混雑してるし。
でもちょっと覗いてみたら、
べつに口をゆすいだりしているわけでもなく、スマホで写真撮ったりしてるだけ。

大鳥居の手前に酒樽が並べてありましたが、
そこで記念写真撮っていたのも外国人ばかりでした。(笑)

なんでも「日本っぽい」ものは「イッツ・クール」なんでしょうか(^-^;

願わくば、もう少し静かな状態で、
こころゆくまで御参拝したいものです。

でも檀家さん方はみな、
「いい見学会でした」と喜んでおられました。

来年はどこになるかしら(*^-^*)

2016年4月16日土曜日

プチ東京散歩

桜が散り落ちていくさまは、
なんだか少し寂しくもあります。

でもその向こうには「八重桜」が、
かわいらしいぼんぼりのような花をつけ始めていました。

今日は少しおでかけをしたので、
足をのばして靖國神社にもお参り。
ここでも八重桜が美しく花を咲かせていました。



 
 
今日の靖國神社では、
フリーマーケットが開催されていて多くの人たちでにぎわっていました。
石畳に入ってから大村益次郎の銅像の先くらいまで。
 
・・・でも、何故靖國神社でやるの?と、思ってしまいます。
とても複雑な思いでした。
 
 
今回はもうひとつ行きたい場所がありました。
「迎賓館」です。
 
九段下から半蔵門線で大手町。
大手町から丸の内線で四ツ谷。
 
四ツ谷駅を出たものの場所がわからず、
人波に乗って向かっていった先は、
 
・・・なんと教会でした(笑)
 
近くにちょうどおまわりさんがいたので尋ねると、
まったく逆方向。
本当に方向音痴な私です。(;^ω^)
 
 

 
 
ほどなくして迎賓館の正門前に到着。
もうすぐ通年参観できるとのこと。
楽しみですね。
 
ごくたまにですが自分の行きたい場所に行けると、
とても明るい心を持てます。
短時間での「東京散歩」ですが、
この短い時間で今度はどこに向かおうかしらと、
今から算段しています。(^◇^)
 

2016年4月6日水曜日

虫と怖い夢

うぐいすの声で目覚める朝。

「ほ~ほけきょっ♪」

いい調子で鳴くのもいれば、

「ほ~ほけきっ💦」

・・・あと少しがんばれ(^^♪

なかには、

「は~はげちゃびん」と聞こえることも(^^;)(笑)

お布団の中でぼーっとしながら、
「今朝はこんなふうに聞こえるなぁ」といろいろと思う毎朝です。



桜が美しい季節ですね。
境内でも吉野桜、枝垂桜が順番こに咲き出しました。

まもなくお釈迦さまのお誕生日(四月八日)をお迎えするので、
今日はみんなで境内の清掃にいそしみました。

掃き掃除をしていると、
小さな虫たちが右往左往しています。

「ごめんね、ごめんね」といいながら、
なるべく虫を一緒に掃かないようにほうきを動かします。

そんな虫の中に小さなカナブンみたいなのがいました。
五㎜くらいのその虫もあわてて逃げています。

どこかにしっかり逃げてくれたらいいのですが、
その虫は掃いている枯れ葉のかげにかくれるのです。

ですからその枯葉を掃くと、またまたあわててほかの枯葉のかげに。

「・・・おいおい。早く逃げてよ」

と、言いながらその枯葉を掃きますが、なかなかどこへ行ってくれません。

そういえば小さいころ、
誰かに追いかけられてはどこかに隠れるのですが、すぐに見つかってしまう怖い夢をよく見ました。
隠れても隠れても見つかる。
本人は必死なのに、
なかなかその「誰か」から逃げられない。

「この虫みたい・・・。もしかして私は前世で虫だったことがあったのかしら」

そう思ったら一所懸命に隠れる虫が、なんだか気の毒に思えてなりません。

ほうきの手を止め、
しゃがんでその虫を掌に乗せ、
植込みの中に逃がしました。

今日はほかにもミミズが三匹出てきたので(そのうちの一匹は小指くらいの太さのあるもの)同じように植え込みの中へ。

お釈迦さまのお誕生日を迎えるための掃き掃除。
「殺生を控えるように」と、
幼いころの夢と虫とを重ね合わせてくださったのかもしれませんね。







2016年3月3日木曜日

犬の喧嘩


春告げ鳥の第一声から約半月が経ちました。

「これからはだんだんと温かくなる」と思いきや、
おとといはまさかの雪景色。
東京は降らなかったようですが、
千葉県北東部は雪。


でもきれいでした。

もひとつ。

犬・・・のつもりです(笑)
赤いのは万両の実。
もう少したくさん降っていたら、もっと大きなのが作れたかしら。

いえいえ。
子供のころのようにしもやけがひどくなっても雪をいじっている、
そんな根性もなくなっていますから、
今の私には野球のボールくらいの雪玉二個作るくらいがちょうどいいのかもしれません。(笑)



二週間ほど前のお話し。

いつものように午前中いっぱい外仕事をし、お昼を迎えました。

いつものように門を閉めて、三頭の犬をかわりばんこに小屋から出そうとしました。
三頭いるうち、黒柴のメスとシェパードのメスの仲が非常に悪い。
必ず大変なケンカになってしまうのです。
ですから一緒に出さないように、必ずどちらかのメス一頭は小屋に入れたまま。
時間差で出すようにしています。

それが、なんということでしょう。
おっちょこちょいの私は一頭をしまい忘れて、もう一頭も出してしまったのです。

時すでにおそし。

大喧嘩が始まってしまいました。


「やめなさいーっ!」

・・・といっても始まってしまったものはやめません。

二頭の間に入り、喧嘩をやめさせようとして、
黒柴に左腕をかまれました。

だしを取ったあとの豚の骨をかみ砕く強いあごをもったお姉ちゃんです。
かまれた左腕にしびれが来たとき、
「あ、これってやばいかも」と思いました。

一人とんできてくれて、
なんとか両方ともハウスさせましたが、
シェパードの足に血が垂れています。

犬がけがをしたかと思ってたら、
自分の袖口からの血だと気づきました。

ぽたぽたぽたぽた、流れ出る血。


腕をまくって消毒液をかけてもらいましたが、
しびれているほうが強くて痛みを感じません。

自業自得。
すぐ外科の病院へ。


「こりゃひどいね。神経まで見えてるよ」

お医者さんが傷を見た瞬間の言葉。

静脈まで切れてしまっていたせいで、出血が多かったとか。

「動脈が切れてたら、こんな出血じゃすまなかったよ」

・・・静脈でよかった(笑)


結局、縫合しなければ無理ということで、
血管をはじめ、全部で十数針縫いました。


噛んだ黒柴のお姉ちゃんは、
しばらくしょんぼりしていました。(笑)

おそらく自分が何をしたか、ということがわかったからでしょう。
私の腫れた左手の甲を申し訳なさそうにペロッとなめました。



ということで、
いま私は外仕事免除の毎日を過ごしています。(笑)











2016年2月10日水曜日

お子様ランチ

先日、ネットを歩き回っていたとき、
次のようなお話しを見つけました。

ディズニーランドでのお話しです。


あるレストランに若い夫婦が入ってきました。

店員は二人掛けのテーブルに誘導し、注文を承りました。

するとなぜか夫婦はお子様ランチを注文したのです。

お子様ランチは9歳未満と決まっているとのこと。
メニューにもきちんと書かれてあったことと思います。

普通のレストランなら「大変申し訳ございませんが・・・」と言ってお断りすることでしょう。

しかしこの店員はまず次のように聞きました。

「どなたがお召し上がりになりますか」と。

すると若い夫婦はさみしそうな笑顔で語り始めました。

「私どもには娘がおりました。ようやくできた子供でした。
しかし体が弱く、一歳の誕生日を待たずに死んでしまいました。
いつか子供と一緒にディズニーランドに来たいと思っていたのですが…。
その娘のためにお子様ランチを注文したかったのです・・・」


店員はすぐさま「お客様、こちらへどうぞ」と違うテーブルに夫婦を移動させました。

四人掛けのテーブルに夫婦を座らせると、

「お子様はこちらに」と、
小さな椅子を引きました。


この若い夫婦は、どのような思いで店員が持ってきてくれたお子様ランチを食べたのでしょう。

店員の優しい気遣いは、
悲しみの中にある夫婦に、
亡き娘さんと一緒に過ごせる「家族」の時間を作ってくれたのです。

感謝の心でいっぱいだったに相違ありません。


学校でも会社でも、
規律や規則というものが大切にされます。

秩序を保つためには大事なものかもしれません。

でもこの店員さんの行動を誰がとがめるでしょう。


人の喜びと引き換えなら、
許されるものもこの世の中にはあるのです。












2016年1月27日水曜日

楽しいひととき

冬は寒い。
当たり前のことなのに、毎年「寒い寒い」と呪文のように繰り返し言っている自分がいます。(笑)

しかしこれがまた暖かい冬になってしまうと、
へんに不安なってしまうから面白いものです。

冬は寒いから嫌。
暖かな冬も不安だから嫌。

・・・人間はどこまでわがままにできているものなのでしょうね(笑)


先日、用事があって川崎まで行った帰り、
ふと思い立ち、議員秘書をしている学生時代の先輩に会いに行きました。

連絡すると「是非来て~」と快く返事をして下さいました。


私は東京で生まれ育ったわりに、東京にうとく(笑)、
国会議事堂も行ったことがありません。

議員会館は国会議事堂のすぐ近くらしいことはわかりましたが、
どこの駅がいいのかもわかりません。

「あの~、半蔵門線で行くのですが、永田町で降りればいいですか」

と先輩に伺うと、電車に乗る位置から改札を出るまでの道順を即答。
さすが秘書!と思いました(笑)


改札口で待っていて下さった先輩とは十数年ぶりの再会。
相変わらず美しく優しい方で、なんだか嬉しくなりました。(*^-^*)


議員会館に入館し、
センセーのお部屋に直行。

お部屋には沢山のポスターなどが貼られていました。
自民党のセンセーなので、
それ関係のポスターがぎっしりです。

センセーはちょうど地元に戻られていたので、
先輩はお一人様を堪能中だったようです(笑)

でも電話がひっきりなしにかかって・・・。

「話ができないわ~。今日は暇だったはずなのに~」といいながらどんどん仕事をこなしていくのはさすがでした。(*^-^*)

周りを見回していたら、
山本五十六のカレンダーがあります。
達筆な字と、書かれている言葉。


 
 
「これはつまり、『平和ボケは国を亡ぼす』ということですね」と、
つい最後以外をはしょってしまいました(笑)
 
うちの檀家さんは、
山本五十六を「いそちゃん」と呼びます。
 
ちなみに二宮金次郎のことは「にのきん」です(笑)
 
 
楽しいひとときはまたたく間に過ぎ、
もう帰らなければならない時間に。
 
国会議事堂の真裏に議員会館があり、
首相官邸もすぐそば。
駅への道すがら、
先輩はいろいろとおしえくださいました。
 
おのぼりさんな私は、
「国会議事堂、写メ撮ってもいいですか」と先輩に聞いてみました。
 
すると「正面からはいいんだけれど、こちら側から写真を撮ってはいけないのよ」
 
知らないことはまだまだ多そう(◎_◎;)
 
 
「今度は絶対に国会議事堂の見学しましょうね。案内するわ」と言って下さった先輩。
 
お忙しいのに、つねに心配りをして下さる人なのです。
 
 
寒い毎日ですが、
しばらく温かな心持ちで過ごす事ができそうです。(*^-^*)
 
 
 
 
 




2016年1月12日火曜日

初転び

新年があけ、
七草が過ぎたと思えばすぐに鏡開き。

七日の朝は大根とセリだけが入った「二草粥」をいただき(笑)、
午後からは門松など、お正月飾りの片づけをしました。

昨日は四か所のお堂から鏡餅をおろしました。
お堂はとっても寒いので、
お餅はカンカンになっていますが、カビは生えていません。

レンジでチンして柔らかくなったところで、
周りの堅いところを取り、
あとは包丁でなんとか切って、お雑煮で食べました。

甘いもの苦手な私ですが、
この日ばかりはお汁粉が食べたかった。
でも住職夫人が「今日はダメ。胃もたれしてるから私が食べられない」
ということで、断念しました。(笑)


周りの堅いところも細かく切って、
乾燥させて揚げ餅用に(^◇^)



12月31日の午後11時半ころから年末のお経が始まり、
日をまたいで新年のお経にうつります。

私と住職の長男とで、お経の間で檀信徒さんにお屠蘇を注いで回ります。

注ぎ終わってから自分の座についたところ、
住職長男がそそと退座していきました。

何か住職から命を受けているのかなと思っていましたが、
お経が終わっても戻ってきません。

あとで聞いたら途中でおなかが痛くなってしまったので、
退座しましたとのこと。

翌日(元旦)も体調不良のため寝込んでいました。


さぁ、忙しいところに一人欠けるって~と~、けっこう大変。

それも前の晩よりもお経をあげる人数が多い。

(昨夜は二人でお屠蘇を注いでいたけど、今日は一人。倍の時間がかかるから、どういう順番で注いでいこうか・・・)

なんとかお屠蘇を注ぎ終わり、唱題に入れば今度は太鼓の係。

「南無妙法蓮華経~」と太鼓を叩いていたら、
すぐそばに座っていた三才の子供が太鼓に合わせて手をたたき出しました。

(あ~やめて~。音頭とらないで~)と思いつつ、どうにか太鼓は終了。

でもその子がいうことを聞かないものですから、
母親が思い切り体を引き寄せると体をよじらせて応戦。

そのうち後ろの人のお屠蘇にけりをくらわしてしまい・・・。

(みんなでお屠蘇をいただく前に、あの人のお屠蘇を改めて注ぎに行かなくちゃ)

などと考えているうちにお勤め終了間際、

・・・思いっきり言うところを間違えた(T_T)


みんな固まってしまいました( ;∀;)(笑)



朝ドラのあささんが、
「お正月に転ぶのは『初転び』いうて『福が転がり込む』という縁起のええもんなんやて」
と言っていましたので、それが救いでしょうか。(笑)


今年も何度も転ぶことと思いますが、
ぶつけたところをさすりさすり、
この一年も頑張りたいと思います。