2013年9月30日月曜日

ガマの穂

今日は9月30日。

実は市民検診の最終日。(笑)

一年に一度のこの検診も、気が付けば期限切れということもしばしば。(^^;)

車で行けばほんの5,6分の場所なのですが、
自転車でいくと15分~20分はかかります。

寒くもなく暑くもなく、ちょうどよい気候。

いろんな秋の草花を堪能しながら~自転車で行きつけの病院まで、エッチラオッチラ。


まだ大きくなっていないけれど、ガマの穂を発見。
ふと、先日、お寺に子供たちが遊びに来た時のことを思い出しました。

「因幡の白兎、知ってる?」と私が聞きますと、小学5年生の男の子がうろ覚えでしたがお話してくれました。

その時、大黒様という昔の歌を思い出し、子供たちに歌ってあげました。


「大きな袋を方にかけ、大黒さまが来かかると、そこにいなばのしろうさぎ、皮をむかれて赤裸

大黒さまは哀れがり、きれいな水に身を洗い、がまの穂綿に包まれと、よくよく教えてやりました」

子供たち「がまの穂って知ってるよ」

小学5年生の男の子がすかさず、

「きりたんぽ!」


(^_^;)たしかに似てますよね。(笑)


こんなことを思い出しながら走っていたので、
ひとりにやにやしながら自転車に乗っている尼さんを見かけた人は、
気味が悪かったに相違ありません。(笑)







がまの穂は写してこられませんでしたので、
寺院の庭の隅に植えてある、金木犀の写真。

香りが届くといいのですけれど。(笑)

2013年9月27日金曜日


涼しさを通り越して、
今日は寒いくらいですね。

先ほど外の温度計を見たら、15℃くらいしかありません。(◎_◎;)

今も手をこすりながらパソコンに向かっています。


朝、お勤めから戻る時、どこからか焚火をしている匂いがしてきました。

秋はいろんな香りがしてきます。

金木犀の匂い、野焼きの匂い。そして・・・

・・・残念ながら焼き芋の匂いまではしてきませんね。(笑)



先日、栗拾いの帰りにとった写真です。


うっすらとたなびく野焼きのけむり。

成田空港に帰る飛行機も映っています。

この写真を撮っていた時、オスのキジが一羽、メスのキジが三羽、
真ん中に映っている草むらに飛んできました。

時折、ウズラなんかも見かけます。


自然の生き物を見るとき、
人間て本当に弱い生き物なんだなぁとつくづく感じます。

だからこそ、
「俺が」だの「私が」だのって自我ばかりぶつけ合っていないで、

力を合わせて、助け合って、
そして支え合って生きていくべきものなのだと。





2013年9月18日水曜日

秋の風物詩


三陸の海女さんは~海でウニを採ります。

 
 


千葉の尼さんは~山で緑色のウニを採ります。(笑)



お寺から軽トラで5分くらいのところにある栗畑。

昨日はそこの草刈りをしようと行ってきたのですが、
すでに栗がたくさん落ちていたので、急遽「栗拾い」に変更。(笑)

たくさん拾ったあと軽トラに乗せて、
私も一緒に荷台に乗りこみました。

すると赤とんぼが一匹、軽トラに止まろうと並行して飛んでいましたが、
少しばかり軽トラのほうが早かったので、
あきらめたように違う方向へと飛んで行きました。



今夜はまた素敵な月夜。

空が高く、月明かりだけで外を歩けます。



すっかり秋の風物詩がそろいましたね。(*^^*)

素敵な季節はとても短いもの。

感謝しながら大切に過ごしたいものですね。



2013年9月12日木曜日

幸せと不幸せ

こちらでは初めての書き込みになります。(*^^*)
どうぞおてやわらかに。(笑)


今日は法要があり、
20人以上の来客でおおわらわ。

昼食は必ず寺院で用意しますが、
檀家さんたちもそれぞれにお漬物を持参して下さったりして、
台所は~それはそれは大賑わい。

人が多いのは、多少疲れもしますが、
それ以上に楽しいひとときを過ごすことができます。

夕方、
皆さまがお帰りになったあと、
ご近所にもお届け物を致しました。

道をはさんだ真ん前に一軒の大きな農家があります。

そこにはもう70歳半ばくらいのおばあさんが一人で住んでいらっしゃいます。

耳が遠いので玄関から声をかけてもおばあさんの耳に入らないこともあり。(^_^;)


大きな声で「おばぁさ~ん。前の家で~す」と声をかけたところ、
奥の部屋からいつもとは違って元気のないおばあさんの声がします。

「大丈夫ですか?」と声をかけたら、

「大丈夫じゃない~・・・」

こりゃ大変と「上がりますよ」と言いながら奥の部屋に行くと、
おばあさんは布団の中。

よくよく話をきいてみますと、
昨日の夜、椅子から転げ落ちたと。(>_<)

大きな笠のついた和風の電灯が居間にぶらさがっているのですが、
電気を消そうとしたら紐が切れたそうです。

おばあさんはテーブルの上に、さらに椅子を乗せ、
紐をつけかえようとしてバランスをくずし、落ちてしまったのです。

親しい村人に連絡を入れて、病院に連れて行ってもらったといっていましたが、
足、肩、腰をかなり痛めてしまい、
さらに鼻とおでこの間にも傷が。

とりあえずおでこのあたりも冷やし、夕飯も作って持って行きました。


おばあさんには息子さんがいます。
車で小一時間のところに所帯を持ち、暮らしています。

おばあさんは家に帰ってきてほしいと前から言っているようですが、
「退職したら帰る」という返事。

「あたしはそれまで体がもたないわって言っているのにねぇ」と、
おばあさんは淋しそうに言っていました・・・。


大きな農家。
庭も広く、村の中でもひときわ目立つ家です。

立派な蔵もあります。

代々裕福な家のようですが、
怪我をしても見舞いにこようともしない子供を持ち、
どれほど淋しく空しい思いをしていることでしょう。

師匠がよく、
「人生80年として、79年間幸せであったとしても最後の一年間が不幸なら、その人の一生は不幸だったということになる。逆に79年間不幸せであったとしても最後の一年間が幸せなら、その人の一生は幸せだったということになる」と仰せになります。

おばあさんの一生が不幸せにならないことを願いつつ、
明日もお見舞いに行ってこようと思います。